3D-NANDフラッシュメモリってすごいの?

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3D-NANDフラッシュメモリってすごいの?
今回は3D-NANDフラッシュメモリってすごいの?について書きます。
世の中は3D-NANDフラッシュメモリ特需に沸いているようです。
何がすごいんでしょうか?
そのためにHDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)の違いを理解する必要があります。
HDD(ハードディスクドライブ)とは?
写真や動画などのデータを保存するものです。現在、ほとんどのPC、DVD・BDレコーダTV、プレステ3等で使われてます。
メリットとして
・容量がとても多い
・値段が安い
・書き込み制限がない
デメリットとして
・OSの起動が遅い
・ファイル転送に時間がかかる
・消費電力が高い
・振動、衝撃に弱い
・動作音がうるさい
・発熱が大きい
皆さま、パソコンを立ち上げるまで時間がかかったりしませんでしょか?
パソコン動かしているときにゴーって音がしませんでしょうか?
長時間やっているとパソコン自体が熱くなりませんでしょうか?
たぶん感じられていらっしゃると思います。その辺がデメリットです。
SSD(ソリッドステートドライブ)とは?
写真や動画などのデータを保存するもので、HDDと同じ機能です。
メリットとして
・OSの起動が速い
・ファイル転送が速い
・消費電力が低い
・衝撃に強い
・動作音がしない
・発熱が小さい
デメリットとして
・容量が少ない
・値段が高い
・書き込み制限がある(※1)
※1:この書き込み制限に関しては技術革新により1日でほぼ書き込み制限がないのと同様になっているようです。
一番良いのが、値段と容量を気にしなければ、SSDが圧倒的に優位になります。
特に消費電力が高い等はランニングコストがかかりますのでSSDの方がいいのは明らかです。
2013年に韓国のサムスンからこのSSDのデメリットを改善する技術ができました。
それが3D-NANDフラッシュメモリです。
3D-NANDフラッシュメモリとは?
もともとSSDのデメリットは容量が小さいということでした。
家で言えば、平屋です。一生懸命面積を広げようと増築してましたが敷地いっぱいで限界まで来てしまった状態になりました。
そこで上に展開する技術をサムスンは確立してきました。
いわば高層マンションです。平屋を作るのと高層マンションを作る技術は全く別ものでなかなか技術が確立できなかったみたいです。
これによりSSDのデメリットである容量が改善して、かつ値段についても後々の量産のメドが立ってきており今後飛躍的に下がることが見えてきたのが現在です。
なので各社がHDDから3D-NANDフラッシュメモリへ替える動きが予想されてます
しかも現在は高層マンションではなくまだ4階程度なので、今後も技術の進展とともに高層になっていくことが想定されます。
パソコンではなく、クラウドでデータ管理もHDDからSSDに替わる動きもこれからでてくるとのことです。
結論として3D-NANDフラッシュメモリってすごいってことでした。