給料を支払ったときの仕訳(支払いがマイナスの場合の仕訳方法もあり)【具体的な仕訳】

給料を支払ったときの仕訳処理の仕方
給料を支払った場合の具体的な仕訳処理です。
具体的に私は1人法人の社長です。
その場合の仕訳処理をご紹介させていただきます。
役員報酬で処理
役員に支払う場合は役員報酬で処理します。
税金等は預かり金で処理
一方給料を支払うときは
・社会保険料
・所得税
・住民税
これを給料から引いた額を支払うことになります。
これらは本来なら国が個人から徴収するべきものを会社が代わりに徴収していることになります。
個人から預かって、代わりに国に納めることになります。
よって預り金で処理します。
仕訳の具体例
私の場合でいうと現状だとざっくりで以下のようになっています。
月給 200000
社会保険料 30000
所得税 3700
住民税 40300
この場合の仕訳は以下になります。
役員報酬 | 200000 | 普通預金 | 126000 |
預り金 | 74000
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預り金に3つに分けて補助科目を使って以下のようにするとより分かりやすいかと思います。
役員報酬 | 200000 | 普通預金 | 126000 |
預り金(社) | 30000 | ||
預り金(所) | 3700 | ||
預り金(住) | 40300
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給料がマイナスになったときの仕訳
みてわかるとおり、私の給料は少ないわりに税金がたくさんとられてます。
これを大幅に下げるために来期以降は月給を5万にまで下げるということをします。
が社会保障料は最短で4カ月目から住民税にいたっては来年の6月からが変わるというタイムラグがでてきます。
すると私の場合であれば月給が5万なのに税金等が7万4000円の支払いというマイナスがおきます( ゚Д゚)
不足分を未収金で処理
給料は50000円ですが社会保障料累計は74000のため2万4000円の不足がでます。
これを私が会社にいずれ振込むということで未収金で処理します。
役員報酬 | 50000 | 預り金 | 73000 |
未収金 | 23000 |
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そして個人から法人へ2万3000円を振り込んだら反対の仕訳をして終了です。
普通預金 | 23000 | 未収金 | 23000 |
☆まとめ☆
給料の仕訳の仕方をマイナスになる場合も含めご紹介させていただきました。
私は税務をかなり勉強しています。
儲かっているならともかくあまり儲かっていないのに税金を多く払うことに疑問をもちました。
結果月給を下げることで所得税・住民税が「0」になり、社会保険料も最低ラインまで下げることを実行することにしました。
ご参考になれば幸いです。