法人税の確定申告書は税理士なしで作成できるか?~仮説編~

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法人税の確定申告書は税理士なしで作成できるか?~仮説編~
法人設立1期目が今月で終わります。
税理士を雇わずに経理処理をしています。
マネーフォワード確定申告を使用し残高試算表もしっかり作成でき決算書書類もある程度完成しています。
これで法人の確定申告もできるだろうと思っていたら、どうやら決算書書類の作成以外にも法人税申告書なるものを作らないとダメなことがわかりました。
しかもこの確定申告書は会計システムに対応していないため簡単には作れないようになっているようです。ネットで調べてみても個人の確定申告は自分でできるが法人はまず無理!というのがたくさん出てきます。
が一方で自力で法人の確定申告ができた人も多少いることも確認できました。そこで私はまだ時間もあることから自分で挑戦してみることにします。
めんどうで時間もかかるかもしれませんがたぶん問題なくできると思っています。
理由は以下です。
確定申告書は税理士最後の砦
マネーフォワードやfreeeの登場でほぼ記帳代行や決算書作成は素人でもできるようになっています。なので私は税理士を雇う人はバカではないかと思っていました。
がこの確定申告書の作成だけは税理士がいないとできなそうになっています。グーグル先生で検索しても具体的な方法はでてきません。
そしてほとんどがシステム対応していないから決算申告だけは税理士に頼むべしとの記事がたくさんでてきます。年に1回のことに時間を費やすのは~本業に費やした方が~と税理士を雇う時のお決まりのフレーズがでてきます。
逆を言うとこの決算申告書の作成がシステムでできてしまうと税理士のやることがほぼなくなります。つまり法人の決算申告書作成業務が
税理士の存在意義の最後の砦になっていることがわかります。
これがシステム対応されると株式取引でいう大手証券とネット証券くらいの手数料が下がります。システム対応は可能だと思いますが、税理士業界からの強い反対によりしばらくは導入されないだろうと私は予想しています。
またネットで記事を書く人も税理士が多いでしょうから自分から仕事を減らすような確定申告書は1人でできます!という人はまずいないと想像つきます。
そんな状況を想像すると多少時間をかければ問題なく作れるはずであると私は思っています。1人法人で規模も小さい場合は時間はたっぷりあります。めんどくさくても税金のことを頭に叩き込めかつ今後も確定申告が自分でできるようになれば生涯で2000万~のコスト削減になります。
それなりに時間と苦労があっても生涯で2000万カットできる効果を考えれば十分にやる価値はあります。もう一つの確定申告書作成を難しくしている理由は以下です。
書類が18枚程度あるのでネットにまとめられない
さらに税理士でなく、実際に自分で法人の確定申告書を作成できた人もいますが、私が調べた限りだと書類が18枚程度必要になるため、具体的に書き方等ネットに公開するのがめんどうかつ難しい状態になっていると想像できます。
また税務という少しの間違いでも大きな問題にもなるために公開しずらいとも思えます。
とりあえず本を3冊購入してみた。
まずは知識をつけるためにアマゾンで新しく発売されてものと古くてもレビューがしっかりしているものを注文してみました。
①法人税申告書の書き方がわかる本
2008年に発売された本です。約10年前のものです。がしかしレビューが19件あり、そこそこ評価されていました。
直近のレビューでも
2018年6月20日
形式: 単行本Amazonで購入
初めての法人申告、ほかの本とこちらの本を交互に見ながら順に記入してどうにか仕上がりました。
とてもわかりやすかったです。出典:アマゾンレビュー
完全でないもののわかりやすいというレビューが2018.6でのっています。
②平成30年版 法人税申告書と決算書の作成手順
2018.8.17に出た本で発売してから1カ月しか経っていません。
レビューはありませんがアマゾンでベストセラーとなっています。
③2019年申告用 別表の書き方がスラスラわかる本
2019年申告用 別表の書き方がスラスラわかる 法人税申告書虎の巻
これも2018.8.17にでた新しい本です。
これが図入りで書き方を説明してくれているようで一番わかりやすいのではないかと期待しています。
以上3点でとりあえず学んで作成して、わからなければ税務署に何度でも足を運んで完成させるということをやっていきたいと思います。
☆まとめ☆
実際に自分でやろうとチャレンジしてみてできるかどうか試してみたいと思います。
その過程も報告していきたいと思います。
利益を上げることに全力投球する方が多いと思いますが、私はそれと同じくらい税務知識を身に着けることは大事だと思います。
規模の小さいうちは利益の安定的な確保がむずかしいです。
その中で恒常的にそれなりの金額を税理士に払うのはもったいないこととなによりも必死に稼いだお金を無駄で税金で払うことになります。
私の場合、税をいじくることで95万は税金が来期以降減ります。
さらに税理に頼ることなく自分で申告できれば税理士に払うであろう年40万~も削減していることになるためトータルで135万~もコストカットできます。
これは月の生活コスト15万の私の9か月分の生活費になります。
やる価値は十分すぎるほどあります( ̄ー ̄)ニヤリ