法人税申告書の書き方を勉強するための初心者におすすめする本

目次
法人税申告書の書き方を勉強するための初心者におすすめする本
法人税申告書を作成する際に参考になる本をご紹介させていただきます。
私は2017.10に会社を設立し、税理士なしで法人税の申告をしております。
従業員もいなく、私1人だけの法人で利益も大きくでるわけではないのでコストカットする意味でも税理士を雇わずに自分で申告をしています。
知識としては簿記3級をもっている程度です。小規模の会社なら3級で十分です。3級でも余分な知識が多いです。
簿記2級以上は小規模の会社にとっては意味がないと実際に3年法人税の申告をして感じます。同じ勉強するなら税理士試験の法人税を勉強した方が役に立つと思います。
・現在2021年1月現在:法人4期目(2017年法人設立)
①1期目(2018.9)税理士なしで申告すみ
②2期目(2019.9)税理士なしで申告すみ
③3期目(2020.9)税理士なしで申告すみ
・顧問税理士なし
クラウド会計を使って決算書(貸借対照表・損益計算書等)を作成さえすれば法人税の申告を終わりだぜ~と勘違いして焦って法人税の申告書って何?というレベルからスタートしました。
↓直近の3期目(2020.9)で実際にこんな感じで別表で書きました。
悪戦苦闘しながらでも税理士なしで申告できていますので、役に立った本をご紹介します。
ご紹介する前に法人税申告書を税理士なしで作成するコツをご紹介させていただきます。
法人税申告書を税理士なしで作成するコツ
①難しい別表4、別表5、別表1は税務署で書き方を教えてもらう。
②決算書の数字が確定していれば、別表4、別表5、別表1は10分あれば完成する。
法人税申告書は書き方の本を見ればある程度は書けますが全部はおそらく難しいと思います。
ネックは別表4と5です。
この別表4と5がいろんなところの数字と連動しており、初心者では理解できにくいです。
私は最初の決算時に120時間くらい勉強に費やしましたが別表4と5は理解できずに終わりました。
が理解できなくても全く問題ありませんでした。税務署に行って聞けば教えてもらえるからです。
逆に言うと、別表4.5以外は比較的簡単に理解できます。
学習のポイントは別表4.5は概略だけを理解し細かいことは理解しようとしないことです。というか、したくでもできないです(;一_一)
決算書と別表をもって別表4.5の書き方がわかりませんと税務署に行って質問すると丁寧に教えてくれます( ̄ー ̄)ニヤリ
・仕訳が合っているか?を聞くのはNGです。
・決算書の数字が確定しており、別表4と5と1以外が完成していることが必要です。
・丸投げするのは失礼なのでやめましょう。
とりあえず法人税の申告書を完成させ申告が終わってから、改めて時間をかけ別表4.5を理解しにいけばいいと思います。
詳しくは↓下記で書いています。
本題に戻りまして全くの無知識から法人税申告書を作成するために実際に役にたった本をご紹介させていただきます。
①STEP式法人税申告書と決算書の作成手順
ある程度、法人税申告書についての理解がある人には、この本があれば申告が可能だと思います。
実務的はこの本がもっとも良いです。具体的な記入例も豊富です。
赤字決算の場合や分割法人の場合等の解説もあり、とても参考になります。
・法人税の申告書について知識がほとんどない方だと難しく感じる。
・別表って何?申告書って決算書とどう違うの?というレベルなら後で紹介する法人税申告書の書き方がわかる本を先に勉強した方が良い。
私自身は完全なる初めてのときこの本を読んでも意味がわかりませんでした。
2回目・3回目の申告時、基本的なことが理解した後、具体的どう書くの?という状況になったときはとても重宝しました。
基本的な数字が完璧に完成している前提であれば、この本を手元において見ながら申告書を作成させることができます。
知識がほとんどない方であれば以下がおすすめです。
②最新版 法人税申告書の書き方がわかる本
私が利用したものは2018年で、2019年申告用・別表の書き方がスラスラわかる法人税申告書虎の巻を利用しました。
わかりやすい本ですがタイトルに2019年用とあるために、もう販売していなく高値になってしまっているので、わざわざ買う必要もないと思います。
2021年において初心者にもわかりやすいものを本屋で実際に手にとって探してみましたがこれが良いと思います。
ポイントは全くの初心者が法人税申告書って何?という状態でこの本を手にとると大枠の流れをつかめるという点です。
この本以外の多くは法人税申告書に関する基礎知識がある前提で話が進んでいくものがほとんどという印象です。初心者に優しくないです。
その点、この紹介する本は最初に基礎知識をしっかり説明してくれます。この手の説明をしてくれる本は私が見た範囲では少ないです。
具体的に目次をみていただければわかりますが、申告までの流れがまず紹介され、その後、別表の書き方が紹介されます。
これで法人税申告書って何?というレベルの方も大枠を理解することができると思います。
全くの初心者であった場合は、事業税に絡む別表4・5で頭が??になります。がそれで構わないと思います。
まずは別表4・5以外と法人税申告書の基礎知識を理解をしっかりすることが大事だからです。
決算書があるのになんで法人税申告書を作成するの?と思ったり、別表って何?というレベルであった場合には、この本はとても良いです。
別表って何?法人税の申告書って何?というレベルで概略を理解するには最もわかりやすい本だと思います。
が具体的にどう書けばいいか?になると上のSTEP式の方が具体的でわかりやすいです。
この本で基礎を理解したのちに上でご紹介してSTEP式で具体的に法人税申告書を作成していったら良いと思います。
※この2冊と税務署で法人税の申告は可能
私は税理士を使わずに法人税の申告書を作成し申告をしています。
最初の1年目に、右も左もわからないときは「法人税申告書・虎の巻」を教科書にして基本的に基礎知識を理解しました。
その状態でも別表4と5と1以外は大した問題なく作成することができました。
別表4と5と1はどうしても作成ができなかったので、決算書と別表4と5と1以外の別表をもって税務署に相談をしていきました。
やり取りは以下です。
税務署:決算書を見せてください。
税務署:この数字を別表4のここに書いてください。
税務署:この数字は別表5のここに書いてください
5分~10分指示通り記入する
税務署:以上で終わりです。
私:え!もう終わりですか?20時間くらい考えていても書けなかったんですが・・。
完成した後に、実際にどこの数字が転記されたかをチェックして理解を深めるということをしました。
なので別表4.5.1が書けない状態で悩んでいたら、税務署を利用することがおすすめです。
☆まとめ☆
法人税申告書の書き方を勉強するための初心者におすすめする本は「令和2年版 STEP式 法人税申告書と決算書の作成手順」がおすすめです。
ただ知識があまりないと思う方は最新版法人税申告書の書き方がわかる本で大枠をつかむのが良いと思います。
法人税申告書は基本別表1.4.5以外は比較的簡単だと思います。
問題は別表1.4.5の書き方です。がしかしこれは慣れてくるとわかりますが、結構簡単に作成できるようになります。
「決算書のここの数字は別表4のここ」というように対応箇所が決まっているからです。
わからない場合は税務署を活用すれば申告はできると思います。
以上法人税申告書の書き方を勉強するための初心者におすすめする本のご紹介でした。
別表4と5についての理解度をさらに深めたい場合は下記を参照ください。
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