中古せどりは労多くして益少ないので手をだすべからず

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中古せどりは労多くして益少ないので手をだすべからず
私は2017.12~2018.5くらいまで中古せどりに力を入れて取り組みました。
当時はアマゾンの新品ガイドラインの改定があり、大きな流れとして業者仕入よろしく、仕入れた商品の領収書をこちらが望むように作成してもらえるところからでないとアカウント停止になる方向になりました。
正規のルートから正規の商品を仕入れ販売しても、その商品が正規品であることを証明するには「ある条件を満たした領収書」でないと問答無用で出品停止および最悪アカウント閉鎖になってしまうというのが2019.1現在のアマゾンの実態です。
儲かる商品はゴロゴロありますが、それをアマゾンで販売するにはかなりのリスクがあると思っています。なぜなら条件を満たす領収書を入手するのが困難なことが多いと感じるからです。
そんなわけで領収書が必要ない中古せどりに進出しようと考え、ガッツリと取り組みました。
がしかし微妙であるという判断から完全撤退しました。
理由をご紹介します。
①実質利益率が低すぎる
中古せどりをやっている方の利益率をみるとだいたい30%程度が平均のように感じます。利益率が30%というのはいわゆる仕入れたものを倍で売っていると利益率が30%程度になります。
この30%をみると利益率が良いように思えますが、実際は違います。
この数字を鵜呑みにすると大変なことが起きます。実際には面倒なことがたくさんでてきます。新品と比べて以下のことをして初めて利益が確定されます。
・検品が必要
・商品の写真撮影が必要
・コンディションの説明文が必要
・仕入コスト管理が大変
・売れたあとの利益計算も面倒
・在庫管理も面倒
・継続仕入ができにくい
新品であれば1分で終わることを1個つき10分程度時間をとられます。新品であれば100個以上出荷までできる時間で中古なら5個~10個程度しか出荷にまでもっていけないことが私の場合だと多かったです。
つまりは実際の作業時間がかかりすぎるわけです。
中古をやっている方のほとんどはこれらの面倒なことをクラウドワークスやランサーズを使って低賃金で人を雇って外注化しています。
がそういう方のアマゾンアカウントの評価がボロボロです。昔までなら無条件で悪い評価は削除できましたが、2019.1現在では稀に削除できないこともでてきました。
よって外注化して品質に問題ある状態で出品をつづけているとアカウントが弱くなり、将来的につんでしまうことになるのでやるべきないと私は思っています。
②大量仕入れができない
最もダメだと思う点はこの大量仕入ができないことです。金額的に大量に購入ということではありません。同コンディションの同商品を500個買う等が当たり前ですが不可能なわけです。
これができないと管理がとてつもなくめんどくさくなります。実質の利益率が10%以上、下がるイメージです。
500個を一括で仕入れ場合は明細は1つです。
がしかし500個別の商品を別のところで仕入れたら500個も明細を保管していなければならないことになります。利益にならないことが鬼のように増えてしまいます。
要は中古はめんどくさい割には利益がでにくいと私は実感しました。
☆中古の唯一の突破口はジャンク品と思われる
ものすごい面倒な中古ですが、唯一商売として成り立つと思えるのがジャンク品を再生して売ることだと思われます。
これにはジャンク品を再生できるノウハウとジャンク品を大量に仕入れられる業者を持っている前提になります。これができれば1個あたり数千円以上がとれると思うので1個あたり10分程度かけてそれなりに稼げると思われます。
がしかし商品管理が面倒なことには変わりませんので、合う合わないがあると思います。
セット本せどりをやろうと思ったが・・。
そんなめんどうだと思っている中古ですが、セット本せどりのやり方を詳細に教えてくれているブログがあったのでやってみようかなと思いました。
全国をプラプラ移動したい欲求があるため、ブックオフを色々と回れ良いように感じたからです。
がしかしある本をみて、落書きがありました。こういうのをいちいちチェックするのは面倒と感じ辞めました。
購入する立場からすると落書きがあると強烈に嫌悪感を感じます。私ならまず悪い評価1をつけるからです。アカウント傷着く可能性が高いと判断しました。なによりチェックが面倒です。
やっぱり私には中古は合わないなと現段階では確信しました。
☆まとめ☆
人の性格にもよると思いますが、中古は表面上の利益が良く思えるもの実質はかなりの低リターンなもので手を出すべきでないと思います。
検品・事務作業が鬼のように増えます。私の場合は税務申告まで自分1人でやっているため特にそう思います。
中古に進出するよりも新品で中古同様の利益率で販売できる力をつけた方が良いです。