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別表8-1の書き方~一般の上場株の少額配当しかない場合~

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別表8-1の書き方~一般の上場株の配当しかない場合~

 

別表8-1(受取配当金の益金不算入に関する明細書)の書き方についてです。

 

ここで運用目的で少額の株式配当をもらった場合の別表8-1の書き方をご紹介させていただきます。少額の株式配当とは以下です。

 

少額の株式配当・・上場株の総発行すみ5%以下の保有に対する配当

 

今回は私の法人で1400円という配当を受け取ったため別表8-1を作成するはめになりました。

 

が書き方をググってみると、別表の書き方で調べるあるあるですが「網羅させるあまり無駄な情報のオンパレード」で逆にわからないということに行きつきます。難しいことを難しく説明しているものが多いです・・・。

 

以下の表が登場し、色々と説明されるものが多いですが、通常の場合はほとんど関係がありませんので無視するのをおすすめします。よって自分で作成することにしました。

 

必要なのは一番下の非支配目的株式等の配当だけです。

 

受取配当の区分 持ち株割合 負債利子控除 益金不算入割合
完全子法人株式等の配当 100% 100%
関係法人株式等の配当 1/3超100%未満 あり
その他の配当 5%超~1/3以下 50%
非支配目的株式等の配当 5%以下   20%

 

 

一般に必要なるのは非支配目的株等の配当だけ

 

一般的なレベルで株式運用で売買していると5%以上株式を保有することはまずないと思います。(5%超保有する場合は注意が必要です。)

 

つまりは非支配目的株等の配当に関する部分だけを記入することになります。

 

当年度実績~でも基準年度実績~のどちらかに記入する(どちらでもおk)

 

別表8-1をみると上半分は下図のように

①当年度実績により負債有利利子等の額を計算する場合

②基準年度実績により負債有利利子等の額を計算する場合

の2つの欄に分かれています。がこれは負債有利利子が関係ある関係法人株式等の配当に関するもので、5%以下の非支配目的株等の配当には一切関係がない話です。

 

 

 

つまりはどちらにかいてもおkです。

 

左側の当年度実績により負債利子等の額を計算する場合の方に記入する場合は下図赤の囲みの12番と13番に記入することになります。

 

 

 

12番の非支配目的株式等に係る受取配当等の額は(43の計)を記入することなります。

13番の受取配当等の益金不算入額は12番の記入額×20%になります。

 

非支配目的株式等に係る受取配当の益金不算入額は20%と上の表からも決まっているためです。

 

 

非支配目的株式等に係る受取配当等の額の計算方法

 

受け取った配当金の合計がそのまま受取配当金の額になるわけではない場合があるので注意が必要です。

 

配当基準日以前1か月以内に取得し、かつ同日後2か月以内に譲渡した分は除いてください

 

となっています。

 

要は配当とってすぐ売るという行為をした場合は益金不算入にはさせませんよということです。

 

その計算の仕方もめんどくさくなっています。

 

 

出典:法人税法の要点整理

 

 

要は「受け取った配当金」−「短期保有で受け取った配当金」が税金を計算するうえでの「税務上の受取配当金」になるということです。

 

別表8-1の下半分の書き方

 

非支配目的株式等の欄(下表の赤)を記入します。

 

 

 

 

銘柄名・・株の銘柄名

38:その銘柄の本店所在地・・株の本店所在地

39:配当基準日・・配当の基準日

40:保有割合・・ 保有株数/その株の総発行株式 (最低株数なら通常0.001%とかの極小の金額になると思います。)

41:受取配当金等の額・・・税引き前の配当金の額

42:左のうち益金の額に算入される金額・・・短期保有に該当する分があれば、その株数に応じた配当額

43:益金不算入の対象となる金額・・・税引き前の配当金の額−短期保有に該当する分があれば、その株数に応じた配当額

 

 

記入する場所(主に2点)

 

別表8-1の上半分で記入すべきところは上で書いたように以下です。

 

12番の非支配目的株式等に係る受取配当等の額は(43の計)を記入

13番の受取配当等の益金不算入額は12番の記入額×20%

 

下半分では記入すべきところは上で書いたように以下です。

 

銘柄名・・株の銘柄名

38:その銘柄の本店所在地・・株の本店所在地

39:配当基準日・・配当の基準日

40:保有割合・・ 保有株数/その株の総発行株式 (最低株数なら通常0.001%とかの極小の金額になると思います。)

41:受取配当金等の額・・・税引き前の配当金の額

42:左のうち益金の額に算入される金額・・・短期保有に該当する分があれば、その株数に応じた配当額

43:益金不算入の対象となる金額・・・税引き前の配当金の額−短期保有に該当する分があれば、その株数に応じた配当額

 

 

以上を記入して終わりになります。

 

具体例

 

 

例として

・短期に保有している銘柄なし

・配当金1400円

 

の場合は以下です。

 

上半分の記入例

 

 

配当金1400円の20%=280円なので13番は280円になります。

 

 

下半分の記入例

 

 

短期保有の分がありませんので42番は「0」になります。

 

 

まとめ

 

 

完全子法人株式や関連法人株式やその他株式がない場合の、少額で株式を売買している場合に必要な別表8-1の書き方をご紹介させていただきました。

 

別表8-1は一見すると書くところがたくさんありますが、ほとんどが関連法人株式の負債利子額を計算するために必要な数字を記入する欄になっています。そのことが理解できていれば、書くところはほとんどありません。

 

短期保有分がある場合はご自身で作成してみてください。

 

↓で勉強するとわかりやすいです。

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