せどりで失敗しないために理解しておくべき失敗行動パターン~価格差だけを調べて仕入れていると失敗する~

目次
せどりで失敗しないために理解しておくべき失敗行動パターン~価格差だけを調べて仕入れていると失敗する~
私は2017.4~本格的にアマゾンFBAを使ったせどりを始めました。2019.11.10時点でも現在進行形でやっています。
アマゾン以外にメルカリやヤフオクも使っていますが、基本アマゾンがほとんどです。実際のアマゾンので売上実績(2017.4~2019.10)は以下になります。
売上の単位は「万」
利益と利益率の単位は「%」です。
売上 | 利益 | 利益率 | |
17.4 | 16 | 3 | 19 |
17.5 | 32 | 7 | 21 |
17.6 | 54 | 12 | 23 |
17.7 | 118 | 25 | 21 |
17.8 | 221 | 43 | 19 |
17.9 | 179 | 43 | 24 |
17.10 | 88 | 16 | 18 |
17.11 | 101 | 19 | 19 |
17.12 | 133 | 21 | 16 |
18.1 | 171 | 31 | 18 |
18.2 | 56 | 12 | 22 |
18.3 | 67 | 12 | 17 |
18.4 | 78 | 14 | 18 |
18.5 | 58 | 10 | 18 |
18.6 | 64 | 12 | 19 |
18.7 | 162 | 28 | 17 |
18.8 | 161 | 28 | 17 |
18.9 | 114 | 24 | 21 |
18.10 | 43 | 12 | 29 |
18.11 | 46 | 16 | 35 |
18.12 | 70 | 20 | 28 |
19.1 | 109 | 30 | 28 |
19.2 | 130 | 28 | 21 |
19.3 | 181 | 40 | 22 |
19,4 | 119 | 25 | 21 |
19,5 | 173 | 40 | 23 |
19.6 | 165 | 33 | 20 |
19.7 | 236 | 51 | 21 |
19.8 | 439 | 75 | 17 |
19.9 | 317 | 60 | 19 |
19.10 | 167 | 37 | 23 |
この程度の実力ですが、私のこれまでの実体験から「継続的にせどりで稼いでいくために」理解しておいた方が良いと思える失敗行動パターン・失敗例をご紹介させていただきます。
「モノレートの見方を間違えて失敗しちゃった」のような「うわっつら」の表面的な間違えではなく、おさえておかないと継続的に稼ぐのは難しいと感じる「本質的な失敗例・失敗パターン」についてご説明いたします。
こうすると失敗する:仕入れ時点で価格差があったから仕入れする→その通りにはまず売れない
よく仕入れ動画で、お店に入り、一撃「5000円」の利益発見というものがあると思います。一見すごそうに思えますが、まったくすごくありません。
これはあくまで「調べた時点」での出品されている価格であって、売れるかどうかは別問題であることを理解しないとダメです。
私の感覚だと、見込んだ利益で売れる確率は20%程度です。
つまりは、ほぼその通りに売れないということを理解しておく必要があります。
見込み利益はあくまで見込み利益なので、見込み利益が実現できる前提で商品をガツガツと仕入れしていると不良在庫の山になる可能性があります。
せどりをかじったことのある方なら、見込み利益とおりに売れないことの方が多いことは実感いただけるかと思います。
信じてガッツリ仕入れをすると大変なことになるので、やるとしても少額仕入れで様子をみることをおすすめします。
さらに、その5000円の利益商品を見つけたことが次にどうつながるの?ということと、この手の商品をたくさん仕入れした場合「売ったあとどれだけの事務作業が発生するか?わかってるの?」ということを理解していないと厳しい戦いになります。
その店だけがその店の事情で安くなっていた可能性の方が高いわけです。店の特徴をおさえて仕入れをするというのは有効な手ではありますが、その場合だと商品知識を習得できにくいので次につながりません。
かつ数量を買うことができないため、売れたあとの販売管理、事務作業がたいへんになり、見えない事務作業費用が強烈にかかることを理解せねばなりません。
「単一の商品かつ新品」で1000円で100個で10万円仕入れした場合の事務作業と「すべて異なる商品で単価も異なる商品を中古」で10万分仕入れた場合、後者の方がその後の「事務作業」考えると恐ろしく非効率であることが理解できると思います。
この辺りを理解していないと苦労することになります。
利益率40%で売れても、売れるまでに1年かかったり、すぐ売れたとしても仕入れた後の検品、梱包、写真撮影、商品説明文作成等々で時間がかかっていては実質の利益率が落ちることを理解せねばなりません。
そして何よりも儲からないから、お店に入ったら一撃5000円などをアピールしてコンサルで稼いでいる事実をわかっていないとカモられてしまいますので注意です。
本当に稼げるなら、人に教えないで自分でやればいいわけですが、教えた方が稼げるから教えているわけです。つまりは、そのやり方では「継続的に」稼げないということです。
これ以上は脱線してしまうので詳しい言及は避けておきます。
実際に販売した経験値(商品知識)が必要
では「価格差」ではなく何で判断するかというと「商品の特性」を頭に入れ、「実際に販売した経験値」をもとに判断していきます。
価格差だけを判断基準においていると「継続的」に稼げる確率は低くなるはずです。
実際に価格差があって仕入れをしたものの、以下のようことは日常茶飯事でおきます。
・ライバルが急に値段を下げ利益が減った
・ライバルが急増して値段が下がった
・想定したよりも売れない
よってどうして上のようなことがおきたのかを販売商品の特性をおさえるとともに販売経験を通じて感覚を体得していく必要があります。
商品の特性をおさえるとは?
わかりやすい例をしては「扇風機」です。
夏前から夏中盤にかけてがよく売れ、夏後半になると売れ残り品の安売りが始まると思います。
当たり前ですが、商品の特徴は「涼しくなる」です。よってこれから暑くなる初夏・夏は売れやすく、寒くなる時期の秋や冬には売れにくくなるという特性です。
この特性を全く理解していないとどうなるでしょうか?
夏の後半に安くなったものを見つけて、直近でも高く売れているから、「やった。いいもの見つけた。大量仕入れだ」とやるとどういう結末になるか?は簡単に想像つくと思います。
商品特性を理解せずに価格差だけを判断基準に仕入れをしていると、夏後半に扇風機を仕入れるということをしてしまう可能性が高くなります。
このような特性を理解していれば、夏後半での扇風機はスルーし来年になったら今度は春の後半のうちに扇風機を仕入れをして、夏前半までは売り切るという作戦をとれることになり、稼げる確率は高まります。
間違えても売れにくい時期がこれから到来するのに「安い!大量仕入れだ!」とはならないのはご理解いただけるかと思います。それくらい価格差だけを基準に仕入れするということは「不良在庫化するリスクが高い仕入れ方法」であることを理解するべきです。
扇風機だとわかりやすいですが、すべての商品に少なからず扇風機のような特性を備えています。
継続的に稼げている人は「価格差」ではなく「商品の特性」をおさえた上での仕入れ・販売をした方が継続的に稼げる可能性が高いことを理解していると思います。
実際にその商品を売る販売経験も大事
商品特性をおさえるだけでは不十分で、実際に販売してみてどうなったかを理解しておく必要があります。
競合するライバルがどのくらいいて、そのライバルがどのくらい在庫をもっているか?どういう価格戦略をもっているか?を理解する必要があります。
上で上げた扇風機の例においても、夏場が到来しても仕入れた商品にライバルが大量在庫をもって登場し薄利で販売を続ける場合もあります。
その場合は、ライバルの在庫が売り切れにならなかった場合、赤字にしても売らないと冬を越して1年不良在庫が確定します。
よってこのようなライバルの手の内をできるかぎり理解しておく必要があります。
通常、同商品を継続して来年も販売するため、今期そういうライバルが登場した場合にはしっかりどのくらい在庫をもっているか?どういう価格戦略をもっているか?を把握して来年に備える必要があります。
こういう判断は実際に販売して、日々の売れ具合を観察できていないと把握できないために、販売経験も大事ということです。
継続的に稼ぐのに必要なこと
具体的に継続的に稼ぐにはどういう行動をとればいいかを言うと以下だと思います。
価格差がある(価格差がこれからでる)商品購入(テストバイ)
↓
実際に販売して販売経験を積む(ライバルの手の内を分析する)
↓
販売しながら商品の特性を理解していく(どういうときに売れやすいかを調べる)
↓
実際の販売動向から、稼げると判断できれば、本腰入れて大量購入する
↓
いけると思って大量に仕入れをしてもライバルの状況から場合によっては損切り等臨機応変に対応する。
これらを無限ループさせていくのが良いと思います。
薄利で売ったり、損切りしたりするのは抵抗があるかもしれませんが、アマゾンではガツガツやったほうが良いです。
アマゾンの払った手数料に応じてアカウントが強くなり、カート取得時間が長くなるからです。
この状態になると販売経験のないセラーを蹴散らして、同値のときガツガツ売れるようになります。
アマゾンに手数料を多く払うことは、次への布石になるため大いにやるべきです。
失敗例:価格差だけを重視している行動パターン
一方価格差だけを重視している方は以下の行動パターンになっていると思います。
価格差があるから購入
↓
売れればおk。売れなければ放置して次の商品
↓
価格差があるから購入
↓
売れればおk。売れなければ放置して次の商品
↓
不良在庫が多くなり往生する
↓
儲かる商品がわかっていないから悪いんだを考える
↓
高額のせどりツアーに参加する
↓
儲かりそうな商品を仕入れる
↓
売れればおk。売れなければ放置して次の商品
のような無限ループになっていると想像します。
この場合だと継続販売に大事な「商品の特性をおさえる」と「競合ライバルの手の内を分析する」ということが抜けています。
ゆえに「継続的に」稼げる商品ではなく、「一時的に」稼げる商品を求めて行動していることになります。
こうなると何度も高額せどりツアーに参加することになり、狡猾なせどらーさんにお金を吸い上げられてしまいますので注意が必要です。
失敗事例:店頭の商品を全頭検索は効率が悪いし稼げない
上での書かせていただいているように、継続的に稼げるようになるには「商品の特性」をおさえることが重要です。
そしてその商品を特性をおさえた上で、そういう特性の商品を横に買っていけばいいわけです。
この考え方で仕入れをしている人からすると「全頭検索」は非常に効率が悪いし、次につながらないことが理解できると思います。
まとめ
「価格差だけ」で仕入れをしていると継続的には稼げるようにはなれないと思います。
①商品の特性を理解し
②その商品のライバルの手の内を理解し、
③かつ価格差がある
以上の①~③をものを見つけた場合には継続的に稼げる可能性が高くなります。
毎年繰り返し仕入れをすればいいからです。
定期的に新たなライバルがでてきないかのチェックが必要にはなりますが、そんなに手間ではありません。
せどりで稼ぐうえでは「価格差」よりも大事で重視すべきことがあります。価格差だけでは失敗しますので気をつけてくださいまし。
◇編集後記
先日東京にいきました。今住んでいるところから東京まで100キロ、約3時間でつきます。九州に住んでいたころは東京まで2日かけて1200キロかけていました。引越ししてよかったと実感できます。100キロだと隣の家に行く程度の距離にしか感じませんので楽です。
☆本日の勉強したこと
法人税の事業税。ほぼほぼ法人税申告の別表4、5-1、5-2をマスターすることができました( ̄ー ̄)ニヤリ 税務署に確認しなくてもいいやと思える状態に到達しました。