行政書士の開業後どうなるか?の疑問点とその回答

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行政書士の開業後どうなるか?の疑問点とその回答
私は2020年の行政書士の試験に合格をめざす者ですが、実際に合格し開業したらどんなことを考えるか?を調べています。
そんなことより、まずは合格することが先だと思う方が多いと思いますが、私はそうは思いません。
合格してもそう簡単に稼げるとは思えないからです。ただでさえ合格するために勉強時間を600時間~1000時間を費やします。合格したものの稼げなかったではもったいなさすぎるわけです。
勉強時間で600時間~1000時間を費やすからには、ある程度稼げる算段がついていないとダメなわけです。実際やってみたら想定とは違って・・ということも十分ありますが、それでも調べて準備して戦う心構えをしておいた方が良いと私は考えます。
この辺りは私自身の体験で気持ちだけ先走り、退職後に個人事業ではなくいきなり法人化したことを反省しているわけです。
というわけで適当に調べてみた開業後疑問に思うことと解決策を列挙しておきます。
事務所はどうするか?
開業すると事務所はどうしたらいいかを考えると思います。
理想は事務所を借りて開業したらいいわけですが、そうなると収益が上がるかどうか読めないうちから無駄に家賃がランニングコストとしてかかってきます。
そこで資金ショートし廃業へとなると目も当てられません。安全にいくなら自宅兼事務所にするのが手堅いと思います。
がそうするとどんな問題がでてくるか?です。
法人相手の許認可業務をメインにするなら自宅兼事務所で問題ないと思われる
建築業などの法人相手の許認可業務をする場合は、相手が法人で事務所があります。そのため自分から相手も事務所にいけばいいため自宅兼事務所であっても特に問題がないようです。
たしかにその通りだなと思います。
問題は相続や国際結婚などの個人相手のとき
事務所がないと不便なの相続や国際結婚などの個人相手のときのようです。
自宅兼事務所だと生活臭満載で良くないですし、そのため打ち合わせ場所に困ります。いちいちファミレスや喫茶店というものどうかと思えます。
個人相手の業務をメインに考えた場合は、事務所を借りることを念頭に費用の計算をしたほうが良さげです。
業務知識はどうやって覚えるか?
結局は自分で調べて物にするしかないようです。
その業務の専門書を複数冊集め、徹底勉強し知識をつめて、あとはひたすら実務みたいです。
行政書士合格後の研修では不十分
行政書士は合格すると研修がたくさん行われるようです。がしかしその研修も1時間半程度らしく、その時間だと大雑把な概略にしかならず、とても実務レベルの研修ではないそうです。
先輩行政書士に教えてもらうのも期待薄い。
行政書士は総じてあまり多くは稼げない業態であることから、手取り足取り教えてもらえるような余裕がないところが普通のようです。
そうなると教えてもらう前提でいると見通しが甘いといえます。結局は自分で勉強し、経験を積んでいくしかなさそうです。
行政書士の新規参入は難しいか?
その地域には昔からの行政書士がいるわけで、新規参入できるのか?に関しては問題なくできるようです。
というもの、行政書士の仕事は「基本単発」だかららしいです。
税理士や弁護士は「顧問契約」を結びます。そのため、そういう意味では新規参入は難しくなってきます。狙いは何かしらのトラブル等があり、変更したいタイミングをとらえていく必要があります。
が行政書士は基本顧問契約をするわけではなく、1回づつその仕事が依頼されるという流れになってくるようです。
そのため、新規参入も他の士業に比べるとしやすい業態とのことです。
外国人関連の業務には英語(語学)は必要か?
外国人の就労ビザや帰化申請、国際結婚等の仕事があります。素人的には語学が堪能でないと業務ができないような気がします。
がしかしこのあたりは語学ができなくても大きな問題がないようです。
就労ビザであれば、そもそも日本で働こうとしている外国人なら日本語が通常できるということと、採用する企業から手続きの依頼が多いようです。採用する企業は当たり前ですが日本企業なのでやりとりも日本語になるという理屈です。
帰化申請については、帰化しようと思うくらいなので日本語は問題状態になっているようです。国際結婚でも一方が外国人でも相手が日本人であるので問題ないらしいです。
というように外国人相手でも語学はほとんど問題にならないことが多いようです。
まとめ
まだ勉強しはじめたばかりで合格できるかどうかもわかならないのに行政書士の開業後のことをあれこれと調べてみました。
冒頭に書いたように勉強時間で600時間~1000時間は投資することになります。法律の勉強しているとある意味おもしろいこともありますが、あくまでビジネスとして稼げるようにならねばなりません。
資格はとったものの、とっただけというのでは勿体ないです。そのために開業後どうするか?を具体的に想定しながら試験勉強をしていきたいと思っています。
以上、行政書士の開業後どうなるか?の疑問点とその回答でした。