退職後起業した場合はサラリーマンとの会話が合わなくなってくる理由とは?

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退職後起業した場合はサラリーマンとの会話が合わなくなってくる理由とは?
退職して起業しても務めていた会社の人と連絡をとることがあります。
が時間が経てば経つほど会話がかみ合わなくなってきます。
一緒に働いていないということもありますが、最も大きなことは「進んでいる行き先が異なってくる」ためだと思います。
サラリーマンは「皆と同じこと」を「異議をとなえることなく素直に実行」することが求められます。
一方経営者になると「皆と違うこと」をするために「常識を疑って行動」することが求められます。
どっちが正解というわけではなく、進んでいる方向が違うわけです。
行動の軸となることもサラリーマンは「人と同じこと」、経営者は「人と違うこと」をしようとします。
話がかみ合わなくて当たり前だと思います。
自然とまた連絡したいとは思わなくなってきます。しょうがありません。
サラリーマンが置かれている環境が経営者が置かれている環境と真逆だからです。
サラリーマンが置かれている環境を列挙していきます。
①がんばる必要がない環境
サラリーマンはロシアの共産主義と同じです。
一部の出世街道に乗った人以外は、がんばってもがんばらなくても基本評価は一緒で給料も一定です。
その場合は、できるかぎりさぼるというのが最も合理的です。
私も会社をやめることを決めた年は徹底的にさぼりまくりました。ターゲットにされて怒られないように最も成績の悪い人の少し上の成果になるように微調整を続けるということをやり続けました。
極めて当たり前の行動です。
が起業を視野に入れていない人であれば、首にならない程度にがんばるという戦略をとっている人が多いと思います。
そういう考えをしている人と経営者が会話をしていても話がかみ合わなくなるのは必然です。
②意味のない社内外交をせざるを得ない環境
基本、「皆と同じこと」を「異議をとなえることなく素直に実行」することが求められます。
そうなると直属の上司が何を考えているかを理解していることが大事になります。そのためにちょっとした上司の顔色を気にするようになります。
そして上司が何を考えているかを他の人より早く伝わってくるように社内外交をやる場合もでてきます。
サラリーマンとしては重要なことですが、経営者にはほとんど関係ない意味のないことです。
③40歳近くになると完全社畜になる
私の同期になってくると40歳~になります。
この年齢になると勝負は決まっていますので、「家族のために給料を稼ぐモード」になっている人がほとんどです。
とにかく1日無難に過ごせたらいいという人が増えます。
人として極めてまっとうで自然ですが、会話としては全く持ってつまらなくなります。
以上を踏まえて会話が合わなくなって当たり前と思う
サラリーマンがダメというわけではありません。
おかれている環境が違うので話が合わなくなって当たり前だと思います。
サラリーマン側からしたら、経営者側から「今度〇〇という事業を立ち上げてみたんだけど」と話されても「へぇ~」しか思わないと思います。
一定の期間が過ぎ、会話のすれ違いを感じたら距離をとってお別れするつもりの方が良さげです。
まとめ
サラリーマン時代は、それなりに深い会話をしていたと思う人たちと会話がかみ合わなくなってくると悲しいものを感じます。
よく考えてみれば、話がかみ合わなくなって当たり前なわけですが、理解者がドンドンといなくなっていく寂しさを覚えます。
が別に理解してもらうと思って生活をしているわけではありませんので、「どうってことない」わけですが、退職後2年を超えてきた現時点では会話が合わないと感じるようになりました。
そんなことよりは、何かを挑戦している人の定期更新しているブログを読んでいる方がよっぽど親近感がわくようになりました。
サラリーマンを否定するわけではありませんが、会話していても面白いとは全く思えなくなりました。
以上、退職後起業した場合はサラリーマンとの会話が合わなくなってくる理由とは?でした。