月収156万だとどれくらい手元にお金が残るか?~私の場合の具体例~

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月収156万だとどれくらい手元にお金が残るか?~私の場合の具体例~
2019.12月に月収156万になりました。
このときに諸々費用を引いて実際にどれくらいの手残りになるか?「私の具体例」をご紹介します。
私の現状
・41歳のおっさん
・バツイチで独身(子供なし)
・1人法人経営(社員0)
・賃貸マンション(社宅)
・超勉強したので税理士級に税務に詳しい(と勝手に思っている)
食費以外の個人にかかる費用は合法的な範囲で法人で経費計上しています。
法人で経費計上した方が税金的に得するからです。
が安易になんでもかんでも経費すると税務調査で痛い目に合いますのでしっかりとした根拠が必要になります。
この根拠をいえない人はやらない方が良いです。それなりの知識が求められます。
法人でかかった費用 24万8620円
①役員報酬 6万2000円
私に払う給料です。社会保険料を限界まで下げるために6.2万にしています。
②法定福利費 1万1970円
社会保険料です。年金・健康保険料です。
③荷造運賃 2万8269円
アマゾン倉庫に納品する際の送料です。
④旅費交通費 2万1815円
県外に遠征した際の宿泊代・交通費です。
⑤通信費 1万8265円
ドコモのギガホ30GとNURO光の料金などです。
⑥水道光熱費 4625円
電気は80%、ガス・水道は20%負担にしています。
⑦備品・消耗品費 1万8979円
プリンタインク・紙、OPP、段ボール等です。
⑧車両費 2万6897円
ガソリン代です。
⑨地代家賃 4万円
事務所家賃及び社宅料金です。
⑩支払い手数料 4800円
プライスター、クリッピングマジックの料金
⑪雑費 1万1000円
セゾンプラチナビジネス(クレカ)の年会費
合計費用 24万8620円
個人でかかる費用 8万6942円
厳密には12月の費用ではありませんが、月にかかる費用はだいたい同じなので過去に計算したものを掲載します。
食費は1食500円としているのでざっくり4万5000円としています。
電気 | 940 |
ガス | 4524 |
水道 | 2044 |
自動車 | 682 |
ネット | 530 |
生命保険 | 10222 |
401K | 23000 |
食費 | 45000 |
86942 |
私は月給を低くしているので所得税は「0」です。
住民税は現状、月2000円を払っていますが、今年の5月で終了で6月からは「0」になります。
蛇足になりますが、年収が800万くらいまでなら、法人にお金を残した方が得になります。
そして個人で消費できるものでも法人で経費化できるものは法人から支出することをします。
法人の税率はざっくり25%ですが、個人は40%となるからです。
税引前の手残りで122万
①月利 156万
②−法人でかかる費用 25万
③−個人でかかる費用 9万
①−②−③=122万
手残り 税引き前122万
となります。
結論:私の場合は月収156万だと諸々の経費を考慮しても122万残る
私の場合は月収156万だと122万の手残りとなりました。
がしかしこれはあくまで「人」によります。
よくある勘違い:月収が多くても手元に多く残るわけではない
高級マンションに住んだり、毎日高いものを食べたり、ブランド品を買ったりしていれば、手残りは格段に少なくなります。
当たり前です。
ビジネスにおいても同じです。
月収が同じ100万でも従業員を月30万で1人雇っている人のと自分1人でやっている場合では利益が最低でも40万違ってきます。
多く稼げるか?は「行動力・営業力」であり、多く残せるのは「経営力」です。
特にサラリーマンから起業を考える方はその当時の私も含めて「稼ぐこと」≠「利益を残すこと」であることの理解がありません。
サラリーマン時代は自分が「行動・営業」だけをしていればよかったからです。
他のことはすべて「他人がやってくれていた」から営業に特化できていたことを忘れてはいけません。
ここが理解できずに突き進んでいると「利益は上がる」けど、「利益が残らない」ということがおきます。
利益をしっかり手元に残すようにできてからが起業家としてのスタート地点
物販(せどり)は副業としては1番人気かもしれません。
が副業としてやっているレベルは「利益を上げる」ことで満足してしまいます。
副業である程度稼げるから会社を辞めて物販にフルコミットしたら利益が倍増するぜぇ~と起業しても思ったより稼げない現実に直面すると思います。
なぜならば、上で書いたようにサラリーマン時代ではやる必要のなかった「自分の担当範囲以外のこと」が自分に降りかかってくるからです。
そこで専門外のことは外注しようなど言って余計な費用をかけていくとドンドン利益が削れていきます。
気が付けば利益が上がっているのに手元には残らないなとなっているはずです。
それらの事実を受け入れた上でコストコントロールができ、利益がしっかり残るようになってからが起業家としてのスタートとなります。
だいたいが副業レベルでとん挫すると思えます。
利益を残す難しさが理解できていれば月収が100万以上になっても無駄なお金を使うようなことはしない
私は月収が156万でも月10万以下で生活しています。
401Kは投資なので実質月6万くらいで生活していることになります。
その理由は、月収100万超えになるまで特に起業してからの1年はとてもキツイ時期を過ごしていたからです。
起業直前に稼げていた環境が180度変わって急に稼げなくなることも経験しました。
それを思うと無駄な経費を削減して固定費を限界まで下げておくことが生きるためには必要だと痛感しました。
よってこれから月収がもっと増えるようなことがあっても月10万以下の生活を続ける予定です。
この生活でも私は十分満足しており贅沢な暮らしをしているなと感じているからです。
このような低コストでも満足に暮らせる能力も立派な経営力だと私は思っています。
なんでもかんでも節約ではない。必要な物には使うことは大事
無駄なお金と使わないと「なんでもかんでも節約」は似ていて非なるものです。
私は自分にとって良い効果をもたらさないものには極力お金を使わないようにしているというだけです。
一方で仕事の効率が上がると思えるものについては投資をしています。具体例を列挙すると以下です。
①パソコンはサクサク動いてほしいのでSSD搭載で16GBメモリで約15万を投資しました。
②普段すわる椅子には6万の電動いすを買いました。
③行政書士試験の動画教材で約17万使いました
独学をすると金額的には少なくなりますが、無駄な勉強時間が激増しますので効率が悪くなります。
④スマホの料金も外出先で無料WIFIに接続することなしでつなぎたいので格安スマホは使わずドコモで月1.2万払っています。
仕事の効率が上がるにもかかわらず、ケチってお金を使わないのは本末転倒です。
私がしないのはエコノミークラスで移動できるのにプチ贅沢とか言ってビジネスクラスにのったりすることです。
まとめ
月収150万だと生活が楽ですか?と気になる人がいるかもしれませんが、当たり前ですが「人」によります。
人によって生活に必要なコストが異なるからです。
この記事では私の具体例を書かせていただきましたが、おそらく多くの人には置かれている環境が違いすぎて参考にならないと思います。
そもそも月収がいくらであろうと他人は他人、自分は自分です。
私が月収150万で120万手残りがありますが、他の人の場合では月収150万でも30万しか手元に残らないこともあるはずです。
他人のことを気にする意味は全くないということです。