身に覚えのない不正レビュー疑惑でアカウント停止(アマゾン販売)の投稿を見て思うこと

2020.3時点でセラーフォーラムでアマゾン販売にて身に覚えのない不正レビュー疑惑でアカウント停止という記事が投稿されているのを発見しました。
何とも恐ろしいことだと思って投稿を読みすすめていましたが、投稿が続くうちに「あれ、この出品者おかしいな?」と思えることが明らかになってきました。
この出品者は、なぜかストア名を開示していました。(今は削除されています。)そのストアの評価から逆算すると推定で年商が1億くらいあると思います。
本来なら年商1億あれば、アマゾンに年間2000万の手数料を払っていることになります。
そのためアマゾン側として良いお客さまだと想定されるため、他の出品者と比べると比較的アカウントの閉鎖にはなりにくいと私は思っております。
が、対応を間違っているために高い確率でアカウントが閉鎖になるのではないか?と予想しています。
いろいろ観察を続けているとアカウントが閉鎖になる人には特徴があります。以下で書いています。
ざっくりいうと
・自分には思い当たる落ち度がない
・逆になぜアカウントが停止になったかを教えてほしい
というスタンスを貫く人のアカウントは閉鎖になっていることが多い印象を受けます。
アマゾンが求める答えは以下です。
・どうして今回の問題が起きたか?
・どうすれば今後起きないようになるか?
いかにアマゾン側が求める回答に対してズレたアプローチをしているかが理解いただけるかと思います。
さらにアカウントが閉鎖になる人は、根本となる原因になりそうなことについての詳細の説明はなく、枝葉の部分のどうでもいいことに対して詳細に説明した異常に長い改善書を書く傾向にあります。
勉強会を週に1回開催します。次に意図しない違反をしないよう規約を毎朝読み合わせします。無知な新人社員・アルバイトを徹底教育します。等々はかならずダラダラと長文で書かれています。
いかにも反省文としては正解っぽいですが、実際は文章が長くなるだけに何の解決策にもなっていないことが多いです。
そもそもが「問題を引き起こした原因」の発生理由には、ほとんど触れられないことが通例だからです。
原因がわかっていないのに改善策を長々と書いて改善書が通らないと嘆くというおかしな無限ループになっています。
原因が不明確な改善書を読んでも「支離滅裂」になっており、到底受け入れられるものではないことが明らかです。
今回のケースも同様と感じ残念ながら、問題の発生原因は不明なまま、改善策を一生懸命作成しています。
よって当然アカウント閉鎖に向けて歩いていると思われます。
以下で詳しく説明していきます。
目次
アカウントが停止になった背景:不正レビュー疑惑
「競合他社の商品を購入して不正なレビュー」をしたとの疑惑でアカウントが停止になっています。
要は、ライバルの商品を買って、「この商品はダメだから買わない方が良い」的なレビューを投稿した疑惑ということです。
ザックリとした流れは以下になっています。
販売しているアカウントに紐づく購入アカウントから競合他社の商品に不正レビューをした疑惑があるとのことです。
この措置を受けて、すべての社員・バイト(5名)に聞き取り、および購入アカウントの確認をしたが事実は確認できなかったとのことです。
よって身に覚えがないから、逆にアマゾン側に証拠があるなら提示してくれとのスタンスをとり、2020.3現在もアカウント停止が解除されないままになっています。
がこの対応には大きな疑問があります。
閉鎖確率が高い理由①:HPで確認できる出品者(会社)の従業員数は約40名
この出品者(会社)は自分のストア名(会社名)を公開していました。(現在は削除されています)
立派なホームページも存在しており、会社名・住所・取り扱い商品より同一だと断定できます。
そこにはなんと従業員が約40名との記載されています。
となると改善案に書かれてあった「すべての社員・バイト(計5名)に聞き取りが不十分」であることがわかります。
さらに従業員が約40人いるのに、すべてで5名とあると断定していることに「不自然さ」がでてきます。
実際に確認してみると出品者の会社では立派なホームページがあり、役員と統括責任者で3名が記載されています。
そしてアマゾンではストアページに2名が記載され、さらに改善計画書に別の1名が登場します。よってアマゾンで3名が確認できます。
さらにヤフーショッピングで同会社を確認するとさらに2名がでてきます。
この時点で従業員は8名でてきます。この出品者がいう全従業員5名とは異なります。
この事実(従業員は約40名ではないのですか?)を指摘されても「ダンマリ」しています。他の質問には丁寧に返信しているので余計不自然さが際立ちます。
明らかに原因解明のための追及行動が不十分です。この事実をもって、アカウントを停止解除をしてくれは間違っています。
むしろ、この出品者の言っていることには「信頼性がない」ということを証明しているようなものです。
理由②:販売しているアマゾンストアの低評価レビューが多い
アカウントが停止になった理由は「競合他社の商品を購入して不正なレビュー」をした疑惑です。
これに対して、出品者は販売予定のない商品に不正レビューする意味がないと反論していますが、合理性に欠けます。
この出品者のストアの評価をみると低評価レビューが多いです。購入する側からすれば不安に思うため、同種の商品と比較することをすると思います。
同種の商品の方に高評価レビューが多ければ、そっちにお客様が流れて当然です。
よって競合他社の商品に不正レビューをすることで他社にお客様がいかないようにできるメリットがあることが明確です。
この出品者のストアの評価が高ければ気になりませんが、客観的にみて悪いです。
ストアを客観的に良く見えるように、ライバル会社に不正レビューをしようとする人がいてもおかしくないと感じます。
となるとホームページ上で従業員が約40名となっているのに、改善計画書で「全従業員5名に調査した結果、事実はありませんでした。」と書いていることに不自然さを覚えて当然かと思います。
理由③:社長もしくは責任者がでてこない
自称5名しかいない会社なのですが、社長や責任者が全く登場していません。
しかも数千万のお金が永久凍結するかもしれない可能性があるのにです。そのことを指摘されてもダンマリです。
改善計画書の書き手が社長や責任者ではない人でしかも複数名になっています。
これもよくわからない謎の行動です。
不正レビューの事実が明るみになっても社長や責任者のところに飛び火しないようにしているのでは?と邪推してしまいます。
が好意的にとらえるとこの出品者にはこのような冷静な判断ができにくい別の問題が発生していました。
ある商品の相乗りを契機に出品をやめないとアカウント閉鎖に追い込むぞと脅されていた
この出品者は2019.後半に「ある商品」への相乗り販売を開始したことに伴い、競合他社から嫌がらせ・脅しを相当受けていたようです。
・いたずら注文1000件以上
・アカウント閉鎖に追い込む等の脅迫多数
この点に関して、同情する方が多いです。
この悪質な競合相手が今回該当出品者のアカウントを停止にもっていた諸悪の根源になっていると考えている人が多い印象を受けます。
心の中では「むしろ被害者で事情を察してアカウントを停止を解除してください」と出品者自身で期待しているではないかと想像できます。
そのため改善計画書の文章の端々に以下があふれ出ています。
・自分には思い当たる落ち度がない
・むしろ被害者だから早急にアカウントが停止を解除してほしい
気持ちもわからなくもありませんし、当初私もアマゾンはやっぱり危険なところだと感じていました。
が上で上げたアカウント閉鎖になる確率が高い理由①②③で書いたように、この出品者自体にも払拭しなけばいけない疑惑があります。
がしかしこの疑惑に対して真摯に対応していなく、疑問を投げられても一切に回答をしていません。
加えて理解に苦しむのがいたずら注文1000件以上あったにもかかわらず、一切に問題にしてこなかったとのことです。
数件のいたずら注文で発狂する人が多いなかで1000件以上短期間にいたずら注文があり、しかも某国と思えるところから数十回にわたる脅迫メールが来ていたにもかからず、まったく動じていなく無視し続けています。
総合してこの出品者が言うことは嘘っぽく、何かしらの言うことができない闇をもっているのではないか?と思えるということです。
まとめ
あくまで私の印象ですが、この出品者はアカウントが閉鎖になると思います。
まともに対応していれば、売上規模も年1億程度あると思えるためアカウントは復活できたと思えますが、対応がマズすぎると感じます。
すべてを総合すると「おそらく不正レビューをやっていた」のだと感じます。そう思うと逆にすべて合理的につながってきます。
そのために従業員を約40名いるのを「不正レビューをしたことない5名を厳選」して、この5名には何もなかったとごり押し始めたのだと予想します。
同情票を稼ぐためにセラーフォーラムに投稿をしたものの、うっかりミスでストアの名前を開示してしまっためにホームページや他モール等の状況が明るみにでて、ウソが露呈したと思えます。
今さら引き返すわけにもいかなく、鋭い質問にはダンマリで乗り切り、あくまで身は潔白で競合相手からの嫌がらせでアカウントが停止になったという姿勢を貫いています。
がその論理は明確に破綻しており、不自然さが際立つようになりました。よって、この会社はアカウント閉鎖に向けて進んでいくと思えます。
※あくまで勝手に私がそう思ったという感想です。事実ではありませんのでご理解お願いします。