法人第3期アマゾン物販利益544万0163円(2019.10~2020.9)

法人第3期目(2019.10~2020.9)のアマゾン物販での利益実績は544万0163円でした。
ネットでの物販はコロナの影響を受けにくいと言われていますが、扱っている商材によります。私の扱っている商品は、外出したときに使う商品がメインだったのでモロに影響を受けました。
イメージとしては旅行する際に使う商品です。ネットに販売できても、そもそもの旅行に行くことができません。ゆえに買われないということでモロに被弾しました。
その割には年間で500万程度は利益を出すことができたので、ボクシングで言えば序盤で稼いだポイントで、後半はクリンチをしながら耐えギリ僅差で判定勝ちになった感じです。
詳細および感想は以下です。
アマゾン売上2468万1550円・販売個数8956個
売上は2468万で販売個数は8956個でした。
利益計算にプライスターを使っています。
2019.10~2020.9の利益は544万0163円、利益率で22.5%でした。
実際に経費を除いてどれだけ税引後利益で残ったかは358万になります。
私の場合、経費に食費以外の費用がほとんど入っています。食費の月5万程度なので給料で十分対応できます。
・スマホは会社名義で契約して全額費用計上
・自宅は賃貸で社宅契約及び事務所兼用にしているため95%を費用計上
・車のガソリン代は90%費用計上
・光熱費は電気80%、ガス・水道は20%の費用計上
※当たり前ですが、誰もこのような経費にできるわけではありません。社宅であれば95%も費用計上すれば通常否認されます。
私は自分で確認した上にさらに事前に内容を通知した上で税務署に実際に言って確認してもらっています。
※事前に通知しておかないと対応者に知識がない場合、税務署であっても場当たり的な適当な返答をするので注意が必要です。
つまり残った358万はすべての経費・税金を除いた純粋に貯金できたお金になります。
月6.2万の給料、年収74万で358万の貯金ができたことになります。
ちなみに↑のような決算書(損益計算書)は簡単に作成することができます。
個人事業主であれば、自分でやることは大した労力でないです。法人は法人税申告書の作成に知識・経験が必要になりますが、初心者の人でも200時間程度勉強すれば、自力作成可能です。
自分でできるようになると税理士に頼む費用が削減できます。
通常売上3000万未満の法人で決算書の作成を税理士に依頼すると15万~らしいです。もったいないです。
単純に金額の問題でなく、税務知識があると無知識の人に比べて同じだけお金を使っても100万単位でお金を残すことが可能になります。
税務に対する勉強は最もコスパの良い投資だと思いますので税務知識は身に着けた方が良いです。
私の会社の実例でいうと、給料は最低限の6万2000円(社会保険料が最も低くなる金額)にして、資金を法人に内部留保させるようにしています。
法人第3期の税引後利益は↑にあるように約350万です。これを個人に給料として払い出すと、法人から60万が余分に税金でかかり消えます。(誰でもそうなるわけではありません。あくまで私の場合です。)
つまり法人に資金を内部留保したままにすると+60万できるというわけです。こうなると60万リスクをとれる無くなっても良い投資資金ができるというわけです。
これ以外にも同様のことをやっていくことで同じ金額を稼いでも事実上使えるお金が100万以上多くすることができます。
2019.10~2020.9の月別利益
コロナの影響が出る前の1月までは良い傾向でしたが、2月以降モロにコロナを被弾しました。
月50万~は稼げる自信がありましたが、メインで売っている外出系商品が壊滅的に売れなくなったので、厳しい戦いを強いられるようになりました。
19.10前の利益は以下のようになっており、継続的に50万を稼げるような体制になりつつありました。
19.7月 | 51万 |
19.8月 | 75万 |
19.9月 | 60万 |
一部の利益が出ている商品の利益があるうちに、既存の外出系商品の大損切りをするということが続いています。
その結果、私の場合通常利益率は20%~22%前後ですが、コロナ後は15%~17%前後と約5%利益率が落ち厳しい状況となりました。
期別の比較(売上・利益)
法人設立後3年分の「月の売上」は↓です。
法人設立後3年分の「年の売上」は↓です。
法人設立後3年分の「月の利益」は↓です。
法人設立後3年分の「年の利益」は↓です。
↓この本を見ながらエクセルで3期のグラフを作成してみました。
アマゾン物販の限界を感じる
アマゾンを使ったせどりでは、月の利益を20万~30万までがちょうど良いと感じます。
月50万~100万を狙っていくとリスクが高くなります。
せどりはあくまで価格に需給の歪みがでたものを狙って差益を狙うものです。
自分だけでなく他の出品者もおり、その出品者の資金量が私と同様に1000万くらいあると、品薄商品であったも需給の歪みが出品者の責でなくなってしまうというジレンマに悩まさせることになります。
複数の商品で、本当であればかなりの利幅をとれる高回転で売れるにもかからわず、とある一部のセラーが薄利水準で動かなく、しばらくして相当の損の状況で張り付くということを体験しました。
しかも需給を無視した大量購入をするセラーで、半年以上経っても値段が上がらなく、むしろ損の水準にいまだある状況です。
それなりに資金量のある1セラーがいると、そのセラーがいるだけですべてが壊れてしまいます。
そういうセラーがいるかどうかなどは事前に調べる術はありません。
こうなると運の要素が強くなりビジネスとして大きな資金を突っ込むのはリスクが高いと思うに至りました。
他の要因もありますが、これからは月20万~30万のレベルに極力抑えてやっていこうと思います。