2017年10月に1人法人を設立しました。2022年6月~新たに行政書士事務所を開業させる予定です。

行政書士試験は肢別過去問集だけで合格することができるか?

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行政書士試験の受験生のバイブルに合格革命肢別過去問集があります。

 


 

過去に合格した人が利用していることが多く、特に行政書士受験生に人気がある行政書士さんも以下のように推奨しています。

 

・50周回転させれば合格間違いなし

・20周回転させればほぼ合格が手に届く位置に来る

 

本当に肢別過去問集だけで行政書士試験に合格することができるのであれば、受験生としては、とてもありがたいです。

 

あれこれを悩まなくて良いからです。

 

が私は結論:肢別だけでは50周回転させても合格は難しい(基本無理)

 

何事も例外はあり、肢別を回転して合格した!という人もいるかと思いますが、一般的には合格には届かないと思った方が良いです。

 

強くハッキリ言ってしまうと合格は無理だと思います。

 

実際に令和2年の試験を受けて不合格になった方の中に肢別過去問集だけを25周した方や50周した方がいました。

 

そのことからも、20周~50周を目安にひたすら回転させても合格できないこともあるということが証明されてます。

 

ゆえに肢別だけで行政書士試験に臨むことは不合格率が高いと思うので辞めた方が良いと思います。

 

※R3においても、案の定、肢別を〇〇回転させて理解したつもりだったけど・・という人をチョイチョイ発見できます。

 

話を進めるうえで、どういう人が言っているかも話に耳を傾ける重要な要素になると思うので、簡単ながら私の背景も紹介させていただきます。

 

私の行政書士試験の背景

 

私はR2の行政書士試験で初受験をして不合格になりました。

 

大学は受験で慶応大学経済学部を合格しており、そこそこ勉強には自信があります。が法律は完全なる初学者で全く知識がない状態でした。

 

ネットで行政書士試験は簡単で600~800時間で合格できるなど書かれています。

 

そのため、勉強にある程度自信のある私が合格率60%前後のアガルートさんの講義を取って1200時間くらいやれば余裕と受かるだろうと思っていました。

 

対策は特段せずに、アガルートの講義および10年分の過去問、肢別過去問集を5~10周、総勉強時間1200時間で試験に臨み、結果は惜しくもなんともない不合格です。

 

 

そのときの反省は以下で書いてます。興味ある方はどうぞ。

 

 

R3年では合格しましたが、模試の状況は以下でした。勉強時間は1200~1300時間程度です。

 

 

 

実際のR3の試験結果は以下です。

記述抜きで172点で記述が26点でした。内訳は以下

 

 

結局、1年目で約1200時間、2年目で約1300時間の累計で2500時間程度、行政書士試験の勉強をしました。

 

※肢別過去問集はR3は8月で見切りを付け封印して、大原アプリと合格道場とゆーき大学にシフトしました。

 

 

以上、実際に経験して感じた肢別を回転させても行政書士試験に合格は難しい理由を以下でご紹介していきます。

 

問題①:肢別過去問集だけでは憲法・民法・会社法が明らかに足りていない

 

肢別だけで合格に足りないという明確な根拠は、民法・憲法・会社法の問題数の少なさです。

 

民法・会社法1000条以上あるのに、毎年民法なら9問、会社法なら4問しかでません。

 

それを過去30年近く遡って過去問を掲載したとしても、出題範囲は明らかにカバーできていません。

過去問ではカバーできていない未出題の論点はどうするの?となります。

 

対応できないとR3の行政書士試験のように民法・会社法はできなくてもしょうがない的になって合格が遠のきます。

 

R3の行政書士試験は民法が難しく6問取れればいいほうで、会社法は1問とれればいいほうらしいです。

 

が私は民法8問、会社法4問とれて、行政法の爆死をカバーできてます。

 

 

肢別過去問集だけをひたすら回転しているだけなら、民法6問、会社法1問が限界値と思われます。

 

つまりは、少なくても民法・憲法・会社法においては、肢別だけでは不十分であることは明白になっています。

 

~~参考~~

 

※私は会社法は大原アプリをメインで使いました。大原アプリは他資格試験の問題が豊富にあり、未出の問題にも対応できるとも思います。

 

民法は主にゆーき大学を使いました。(記述対策を課金)かなり有効だったと思います。

 

問題②:肢別過去問集だけだと本試験でよく出る「ひっかけ」問題に対応できない

 

肢別問題集は、一問一答形式で基礎的な知識を定着させるのに、とても良いです。

 

問題も知識を定着させるものを厳選して掲載してくれています。

 

が行政書士試験は合格率を10%前後にさせるため、合格するためには基本問題をヒネッたヒッカケ問題に対応できないと不合格になるように設計されています。

 

基礎的な知識を一問一答形式で強引に覚えていっても合格点には届きません。

 

基礎的な知識を横断的に深く理解して、ヒッカケ問題がきても対応することが必要です。

 

がしかし、残念ながら

 

肢別だけを回転させているだけでは基礎的な知識を横断的に深く理解し、ヒッカケ問題に対応できにくいです。

 

行政書士試験では、ある条文の主語だけを変えて〇×が変わるということが良くあります。

 

意地が悪いパターンだと参人と参人の1文字だけ変わってあと全部同じのヒッカケ問題がでてきます。

 

この手の問題は、どうしてもあらゆる問題を解きまくって慣れが必要かと思います。

 

肢別だけをやっていた場合、そもそもがヒッカケ問題であったかどうかスラわからないと思います。

 

そういう状態で模試や本番の試験を受けたら、面白いようにひっかかって合格に必要な点数にはならない可能性が高くなります。

 

私は肢別を回転させていても、いっこうに模試での点数が伸びず、ヒッカケ問題に対応できないことから、8月になってから合格道場を課金しました。

 

 

 

多くの問題演習を積んで、1論点に対して色々な角度から考察できるようにした方が良いと判断したからです。

 

この選択は結果として多くの人が点数がとれなかった民法・会社法で点数がとれたことに繋がったと思っています。

 

それくらい肢別過去問は回転させても微妙と感じていました。

 

※肢別過去問集の回転ではヒッカケ問題に対応できない理由

 

肢別過去問集でヒッカケ問題に対応できない理由を掘り下げて説明すると、「解説が不十分」だからです。

 

1問に対して、答えの解説が数行しかありません。

 

たった数行の解説で法律を横断的に深く理解することは不可能です。できることは、強引に何かしらの理由をつけて覚えることくらいです。

 

がこの強引に何かしらの理由をつけて回答するということをやると不合格率が高くなります。

 

本来は、条文・判例に基づいて正解を導くということが正しい勉強だからです。

 

他資格や法学部等で法律に関する知識が相応にあれば、たった数行の解説でも、条文・判例に基づいて正解を導くことが可能です。

 

が初学者では到底できません。

 

この前提知識の差が「肢別を回転させれば合格する」という人と「肢別を回転させたのに不合格になる」という人の決定的に違いだと私は思っています。

 

これを「理解ではなく、暗記でやっているからダメ」など説明がされますが、そうではないと思います。

 

たった数行の不十分な解説でどうやって理解するのか?ということになります。

 

つまりは、肢別では基本事項を確認できることまでが限界値で、いくら回転させても条文・判例に基づいた行政書士試験の合格レベルに到達するのは基本無理と考えた方が正しいと思います。

 

肢別で問われていることを、他の参考書等を用いて条文・判例に照らして回答できるようにしないと合格レベルには到達しないと思った方が良いです。

 

これがいくら回転させても点数が伸びなく合格点に到達できない理由だと私は思っています。

 

肢別で基本事項を覚えた後は、基本論点を色々な参考書・問題集を使って横断的に深く理解する勉強をするというのが有効だと思います。

 

ひたすら回転は意味がないとは言いませんが、非常に効果が薄いと思います。

 

問題③:条文・判例が大事であることに気がつきにくくなり、記述の点数も絶望的に悪くなる可能性が大。

 

上であげたようにヒッカケにたくさんあうと、行政書士試験の本質が「条文・判例」を覚えることであることに気がつきます。

 

ヒッカケ問題に対応できるようになるのは、正確な条文・判例知識が必要になるからです。

 

そして正確な条文・判例知識があれば、記述の点数も伸びやすくなり、結果として合格確率が高くなります。

 

が肢別だけをやっていた場合、同じ問題を繰り返しやっているだけなので、条文・判例の知識を定着させようという意識が薄くなりがちです。

 

条文・判例の正確な知識を定着させるよりも、「理由づけ」をして回答することが中心になるのが通常だと思います。

 

理由づけをして回答するというやり方をしていると合格レベルの点数まではいきにくいのは上で説明させていただいた通りです。

 

勉強する方として、記述対策用に条文や判例の言い回しや主旨を理解し、ある程度記述できるようにする訓練をするより、肢別で〇×とやっていた方が楽です。

 

そういう意味で肢別で合格する=記述はやらなくていいと曲解する人がでてきます。

 

私が観察している限りこういう人たちの記述の点数は概ね10点程度です。合格している人は20点~40点が多いと思います。

 

肢別過去問を50周しても肢別だけをやっていた場合は記述は10点程度が期待値になると思われます。

 

この理由も明確で、なんとくなく正解がわかるや、「ざっくり〇〇という理由で×」という簡単な理由が言える状態の知識で試験に臨むと判例・条文を踏まえて答えよの記述問題に対応できるわけがないからです。

 

得点できるのはキーワード(単語)だけが書けて4点×3問=12点、もしくはタマタマ覚えた問題がでて10点くらいが期待値の上限だと推察できます。

 

合格者 → 判例・条文を根拠に問題を演習をする

肢別過去問だけを高回転させる人 → 「簡単な理由」を説明できる演習をする

 

肢別の回転をしている人の記述結果については、ツイッターで観察していれば概ねその通りになっていることが確認できると思います。

 

択一が170点でも記述が4点や6点で不合格という言う人は結構多いです。

 

私の感覚だけではなく、この辺りは伊藤塾の平林先生が明確に根拠をもって説明してくださっています。

 

肢別だけをやっていた場合、普通に市販模試をやってみれば、ボロボロな点数になると思います。

 

そのため、遅くても6月にはやって確認し、本当にボロボロの点数であれば早急に修正することをおススメします。

 

加えて、肢別を〇〇回転とやる人は、記述を軽視し、択一のみで180点を目指す人が多くなりがちです。が、難易度が超ムズくなので辞めた方良いです。

※回転させても不合格確率が高い肢別をなぜすすめる人がいるのか?

 

上で説明したように、肢別過去問集をガツガツ回転されることによって得た知識だと、模試でちょっと変わった問われ方をするだけ間違うことがほとんどです。

 

がしかし、ネットでは一部の方が「肢別過去問を回転させて合格した!」と言っていることが初学者を悩ませることになるでしょう。

 

そもそもが10%しか合格しないのだから、肢別過去問を回転させても合格しない人もいて当然であり、しっかり理解してやれば合格できるはずだと思うかもしれません。

 

もしくは不合格の場合は、その人のやり方が理解のつもりで暗記になっていたからだと思うかもしれません。

 

 

が、よーく肢別過去問集を回転させて合格したと言っている方の前段階の法律知識を確認してみてください。

 

多くが宅建取得済み、法学部出身、他の法律系資格取得すみであることに気が付くと思います。

 

その方たちはヘッジ文言で資格はもっているけど昔だからもってないも同然とか、法学部でも真面目に勉強してないからないも同然等言っていることが私の観察する限りほとんどです。

 

もしくは、背景の法律知識に関する言及は0ですが、肢別を3回転くらいしただけで模試の点数が180点オーバーになる人たちでした。

 

勉強している人なら理解できると思いますが、肢別をたった3回転くらいしただけで模試の点数が180点オーバーなど普通いきません。

 

要は、肢別を回転して合格したという人は、行政書士試験の勉強開始前に、すでに一定レベルの法律知識を有していることと容易に推測できます。

 

※行政書士試験界隈では、初学者をよそおった実力者が多いので、気をつけてください。

つまり、すでに一定レベルの法律をすでにもっていて、それを肢別過去問集を回転させることにより、行政書士試験用に知識をカスタマイズさせた結果として合格していると思う方が正しいと思います。

 

法律に関する知識がない人が肢別を回転させて合格した例ではないということです。

 

つまり、肢別を回転させて合格するレベルまで持っていける人は、肢別のたった数行解説を読んだだけで、その問題で問われている本質を理解できる法律知識が肢別回転前に備わっていることが必要ということです。

 

問題④試験に対応できる知識までいっていないのに、全問正解でてしまうので実力を誤認する

 

何回か繰り返しやっていれば、肢別過去問の回答を覚えてしまいます。

 

私の感覚だと3回~5回もやれば、80%は回答を覚えたことにより正解にすることができます。

 

↓例えば行政手続法の聴聞・弁明のところですが、概ね何回やっても正解になります。

 

がしかし、このような状態でも市販の模試をやってみると結構間違えます。

 

あらゆる分野でこのような現象がおき、私は相当凹みました。

 

手続法完璧だろうと上の図のような状態で模試の手続法をやってもが3問中1問は間違えることが多く、3問正解になることはほとんどありませんでした。

 

色々と考えているうちに上で説明したように、ヒッカケ問題に対応できないからという自分なりの結論に行きつきました。

 

つまり肢別だけを繰り返しやってるだけだとヒッカケに気が付かないのでおもしろいように間違えるということです。

 

↓合格革命のテキストが何のためにキーワードが赤くなっているかを理解するべきです。

 

キーワードが赤くなっているといるということは、そのキーワードを正確に理解にしていないと間違える問題が出るということを示唆しています。

 

その対応をするには模試など他の問題を数多く解き、ヒッカケ問題に対応できるようにする必要があります。

 

肢別過去問で繰り返し正解できるようになったら、同じ問題をひたすら何回も回転させても効果はうすいと容易に想像つきます。

 

ただ問題と答えを覚えて反射的に答えているだけだからです。「簡単な理由が言えた」としてもです。

 

「簡単な理由が言えるレベル」の正解≒問題と答えを覚えて反射的に答えているだけと思った方が良いです。

 

「簡単な理由が言えるレベル」であってもヒッカケ問題には全く対応がきかないからです。

 

↓実際にそういうデータでもそういう数字になっています。

出典:民法・行政法解法スキルマスター

 

 

これは伊藤塾の平林先生が著書である民法・行政法解法スキルマスターの中で実際の過去問の知識だけで、本試験でどれだけ正解になるか?の具体的な数字です。

 

つまり肢別だけを回転させても出来上がる知識レベルは40%~50%までの正答率にしかならないという証明です。

 


肢別過去問だけで20~50回転しても不合格になった人が散見されるのは、そういうことだと私は理解しています。

 

 

肢別だけを高回転させるのではなく、以下の①~④のループで回転させる必要があると思います。

①肢別をやって基礎知識を固める

②模試をやってわかっている問題がどういうヒッカケ問題ででてくるかを把握する

③再度肢別をやって、ヒッカケポイントを確認しながら回答する

④結果、条文・判例に基づいて回答できるようにする

 

おそらく肢別を回転させて合格した人は①~④のループをすることをもって肢別を回転させているはずです。

 

単純に①肢別をやって基礎知識を固めるをひたすら回転させることはしていないと思えます。

 

ここに肢別を回転させるが人によって成果が大きく異なる理由があると私は考えています。

 

そうはいっても、私は違う。しっかり理解できていると思う方は予想模試を受けて実力を確認するべし

 

そうはいっても肢別過去問をかなりやり込んで、「肢別過去問だけでも十分!」と自信があると思う方は以下の予想模試を受けてみてください・

 

 





これらの問題をやって合格水準の点数に到達していなかったら、肢別だけでは不十分という証明になると思います。

 

おそらく記述抜きで180点を超えることは、ほとんどないと思います。

 

そして回答をみれば「あ~、このことが聞かれていたのね。そのこと自体はわかっていたけど、不正解か・・。」ということに高確率でなります。

 

人によっては、「まあ、解説読めば十分理解していたことだから不正解だけど、正解したようなもんだな」と考えるかもしれません。

 

が大きな間違えです。

 

そもそも行政書士試験が、そういうわかっている内容だけど間違える問題になるように周到に作られて、不合格なる試験だからです。

 

要は試験センターの術中に見事に「はまっている」おり、実力自体も「不合格レベル」であることを自覚しなければなりません。

 

肢別過去問集で身につけた知識は、あくまで基礎中の基礎であり、試験では基礎を踏まえたヒッカケが出ることを理解し、それに対応できる勉強をすることが合否の分かれ目になると思われます。

 

早めにそのことに気が付いて、勉強法を修正した方が合格に近づくと思います。

 

そうはいっても模試をやれるくらいまでの実力がそなわっていないよ~という方がほとんどだと思います。

 

もっと実力がそなわってから模試をやりたいと考えると思いますが、その場合だと軌道修正する時間がなく不合格になる可能性が高まりますので、実力がなくてもやるべきです。

 

目的は肢別を回転させて完璧と思ったレベルで模試を受けるとボロボロになるということを実感するためです。

 

令和2年度では私は9月ころになって、ようやくその事実に気が付きましたが、時すでに遅しで軌道修正しても知識を確固たるものにできずに不合格となりました。

 

注意点として、まれに自分のレベルに合致した模試にあたって予想外に高得点になる場合がありますので、複数回やる必要があります。

 

↓私は令和2年9月頭に、初めてLECの市販模試1回目をやり、憲法6/7 、行政法12/19 、民法7/9という比較的良い点をとり、盛大な勘違いをしました。

 

後にも先にもこれだけの高得点が取れたのがLECの第1回だけでした。それ以外の模試はボロボロでした・・。

 

そのせいで民法・憲法はもう合格圏内の知識に到達したと誤認し、9月になってから会社法をやり始めるという愚行を犯しました。

 

そのために市販模試は複数回やることをおススメします。

 

まだ模試をやるレベルにないと思う人用の模試の使い方

 

全部仕上げるのが難しい場合、科目ごとに区切ってもいいと思います。

 

それすらも難しい場合は、市販模試を5冊くらい買って、民法の「相殺」の問題だけ探して解くというやり方もアリだと思います。

 

私は普段の勉強で結構そういう使い方をしています。

 

具体的には以下です。

①民法の「相殺」部分のテキストを読む

②民法の「相殺」部分の肢別をやる

③理解が不十分と思ったところの民法の「相殺」部分のテキスト・条文を確認

④民法の「相殺」部分の過去問をやる

⑤理解が不十分と思ったところの民法の「相殺」部分のテキスト・条文を確認

⑥模試の「相殺」部分だけをピックアップして解く

⑦理解が不十分と思ったところの民法の「相殺」部分のテキスト・条文を確認

 

そこで肢別を回転させて「完璧」と思っていても、高確率で模試ではボロボロ(正解できない)になることが実感できると思います。

 

その実感があって、初めて肢別だけではダメだ!で条文・判例(特に条文は正確に)を覚えないと合格できないということがわかってきます。

 

1回分をフルにやりたいと考える人もいると思いますので、そういう方は前年の市販模試を5冊くらい買って、分解してやったら良いと思います。

 

六法の条文をそのまま読むのをありですが、解釈本を利用するのもありだと思います。

↓司法試験用らしいですが、これがおすすめです。



相殺であれば、このように条文がでて趣旨が説明されます。

その後↓のように自働債権に抗弁権がついていると相殺不可というのが試験に問われやすいことがわかりやすくなっています。

結論:法律初学者の場合、肢別過去問集をひたすら回転させても合格はしないと思った方が良い

 

以上の私が経験した実体験を基に感じたことは、肢別過去問集をひたすら回転させても合格には到達しないということです。

 

理由は、数行の解説しかないため法律を条文・判例に基づいて回答するという演習ができにくいためです。

 

そのため、暗記になり、ヒッカケ問題が多くでる行政書士試験に対応できる横断的な知識にはならないのが普通だからです。

 

加えて、条文・判例を正確に覚えるインセンティブが働かないため記述の点数の期待値も10点が上限になりやすいため不合格率が極めて高くなります。

 

肢別ゴリゴリ回転させて択一だけで180点以上を目指すのは合格戦略としてやってはいけません。

 

自分から合格率を10%から3%に下げるとの同様です。

 

記述と択一の点数は基本連動します。合格する人はだいたい択一で170点前後、記述で30点前後です。

 

その意味でも肢別に固執して、むやみに回転させることに時間を使うと不合格なると思った方が良いです。

 

肢別を回転させて合格に到達できるのは、数行の解説だけでも条文・判例に基づいて回答までもっていける法律知識を備えている人だと思います。

 

肢別の回転をすすめる人は宅建や他の法律資格、法学部などで行政書士試験の勉強開始前にすでに一定レベルの法律知識を有していることがほとんどです。

 

実際に確認してみてください。そうなっているはずです。

 

法律初学者であったなら、肢別を回転させまくる1本足打法で試験に臨むことは避けた方が良いです。

 

早めに模試を受けて、実際の実力と試験で問われるレベルの差を常にチェックする必要があると思います。そのうえで適宜修正して試験に臨むことをやった方が合格率が高まると思います。

 

ご参考になれば幸いです。

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